Focus
当院でのトルバプタン使用経験に基づいた短期的・長期的効果に対する検討
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- 掲載誌
- Fluid Management Renaissance Vol.3 No.3 102-106, 2013
- 著者名
- 中嶋一晶
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Fluid Management Renaissance
「背景と目的」 慢性心不全の予後改善をめざした治療の進歩により, 外来での慢性心不全患者数は増加している. 一方で, 心不全患者は入退院をくり返す度に心臓に障害を残し, 予後が悪くなるとされている1). 心不全患者の予後のためには患者をドライな状態に維持する必要があるが, 高用量の利尿薬を要する心不全患者の予後は悪いとされており, その一因に腎機能の悪化や電解質の異常が挙げられている2). バソプレシンV2受容体拮抗薬のトルバプタンは, その薬理作用として自由水利尿をかけることで腎機能の悪化や電解質異常はきたしにくいと評価されている. そこで, 当院にてトルバプタンを導入した慢性心不全の増悪例に対する短期的, 長期的効果を検討した. 「対象」 当院では, 慢性心不全に対して主にループ利尿薬を高用量投与しているにもかかわらず十分な体液コントロールができず従来の利尿薬の増量では腎機能の増悪が予想されるような症例に対してトルバプタンを少量から導入し, 外来で継続する方針としている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
