臨床セミナー これからの心不全バイオマーカー
第9回 カテコラミン
掲載誌
Fluid Management Renaissance
Vol.3 No.3 71-77,
2013
著者名
井澤英夫
/
藤原稚也
/
向出大介
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Fluid Management Renaissance
「生体内のカテコラミン」 生体内にはアドレナリン, ノルアドレナリン, およびドパミンの3種類のカテコラミンが主として存在する(図1). アミノ酸の一種であるチロシンが神経細胞または副腎髄質においてチロシンヒドロキシラーゼにより脱炭酸されドーパとなり, ドーパがドーパデカルボキシラーゼにより水酸化されドパミンが合成される. ドパミンからノルアドレナリン, さらにアドレナリンが合成される. ノルアドレナリンからアドレナリンへの変換を触媒する酵素であるフェニルエタノールアミン-N-メチルトランスフェラーゼ(PNMT)は副腎髄質にしか存在しないため, アドレナリンは副腎髄質でのみ合成される. したがって, アドレナリンは副腎髄質におけるカテコラミン生合成の最終産物であり, ノルアドレナリンは副腎外生合成の最終産物として中枢および交感神経終末で神経伝達物質として働く. ノルアドレナリンは肝臓でO-メチル化を受けノルメタネフリンへ代謝される.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

