【特集 利尿薬抵抗性(diuretic resistance)】
病態と対処法:バソプレシンV₂受容体拮抗薬―心腎連関を考えたトルバプタンの使用法―
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- 掲載誌
- Fluid Management Renaissance Vol.3 No.3 43-50, 2013
- 著者名
- 絹川弘一郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Fluid Management Renaissance
「Summary」 トルバプタンは, バソプレシンV2受容体拮抗薬という新しい機序を有する利尿薬として2010年から使用可能となっている. 2013年6月の時点でトルバプタンは米国をはじめとした海外においてもっぱら低Na血症の治療薬として適応症が取得されているが, わが国においては既存の利尿薬に抵抗性であることが条件であるものの, 広く心不全患者のうっ血治療に使用できる. 本稿では, トルバプタンの作用機序について腎臓の生理学の観点をふまえて論じるとともにレスポンダー, ノンレスポンダーの判別も試みる. 長期外来使用についてはEVEREST試験によっては有効性が確立できなかったため, 今後何らかのサブグループを設定して検証する必要があると思われるが, EVEREST試験の問題点を挙げることで有効性の高い群の絞り込みについても考えてみたい. 「はじめに」 トルバプタンは, バソプレシン(AVP)受容体拮抗薬としてはじめて心不全治療に応用された新しい機序の利尿薬である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
