本文へ移動
M-Review

注目の論文

シンバスタチンとビタミンD併用は片頭痛予防に有効か?

Buettner C, Nir RR, Bertisch SM, et al. Simvastatin and vitamin D for migraine prevention: A randomized, controlled trial. Ann Neurol. 2015; 78: 970-981.

購入する

販売サイト「MeReBo」へ


掲載誌
Headache Clinical & Science Vol.7 No.1 14-15, 2016
著者名
柴田 護
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
神経内科
媒体
Headache Clinical & Science

「summary」現在用いられている片頭痛予防療法の効果は決して十分でない.本研究では,シンバスタチンとビタミンD併用の片頭痛予報効果を無作為化プラセボ対照平行群間比較による二重盲検試験で検討している.実薬群28名とプラセボ群29名において24週間の治療期間で,主要評価項目である1ヵ月に片頭痛を認めた日数のベースラインからの変化には群間有意差が認められた.実薬群では,治療期間前半で25%,治療期間後半で29%の患者で片頭痛発作を認める日数が50%以下に低下した.有害事象に関しては,プラセボ群でクレアチンキナーゼ(CK)上昇が確認されたのみであった.以上の結果から,シンバスタチンとビタミンD併用は片頭痛発作の抑制に有効である可能性が示され,特に脂質異常症合併例や閉経後の女性患者などに有用ではないかと考えられる.また,スタチンには血管内皮細胞保護作用が知られているため,本療法は片頭痛患者の血管イベントに対する予防効果も期待できる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Headache Clinical & Science2016年5月号(Vol.7 No.1)

頭痛診療における臨床面および研究面をカバーするバラエティ豊かな内容構成。コーナー形式により,最新の知見や海外の動向,将来の展望などを取り上げる。

【対象】頭痛診療に携わる病院勤務医,研究者のほか,頭痛外来開設を目指す医師,一般開業医など


【休刊のお知らせ】

『Headache Clinical & Science』は2016年5月号(Vol.7 No.1)をもちまして休刊させていただくこととなりました。

創刊より長きにわたり弊誌を支えていただきました読者の方々、編集主幹、編集委員の先生方、ご執筆いただきました諸先生方に心より御礼申し上げます。

購入する

販売サイト「MeReBo」へ

頭痛診療におけるPitfallと解決策