特集 糖尿病に合併する動脈硬化症
糖尿病専門医から診る動脈硬化症の病態と治療
2)糖尿病合併症としての動脈硬化病変の特徴とその治療―新規糖尿病薬(DPP-4阻害薬,SGLT2阻害薬)への期待―
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- 掲載誌
- Angiology Frontier Vol.15 No.3 26-33, 2016
- 著者名
- 西尾 善彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病
- 診療科目
- 循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
- 媒体
- Angiology Frontier
- Key Words
- 高血糖,心血管イベント,高インスリン血症,インクレチン,内皮機能
動脈硬化症とそれに伴うイベントは血管の内皮障害,血管壁の硬化,粥腫形成,粥腫の破綻といった多段階の異常を経て発症し,高血糖や血糖変動は内皮障害や血管壁硬化を進展させる。一方,糖尿病患者では血糖値に関連するリスク以外のリスクも存在する。インスリン抵抗性や高インスリン血症がその1つである。したがって,動脈硬化症の予防には血糖値とそれ以外のリスクにも配慮した治療が必要であり,その点でSGLT2阻害薬は有用であり期待がもてる。インクレチン関連薬に関しても高血糖による内皮機能の改善や壁硬化,肥厚の予防作用が期待でき,動脈硬化症の長期予後改善効果が期待される。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
