2010.06.07 発売
改訂版
プライマリ・ケアのためのCOPD診療
著者巽 浩一郎
臨床医学_一般 > プライマリケア医学
| 定価 | 1,650円(本体1,500円+税) |
|---|---|
| 発行形態 | A5判 / 152ページ |
| ISBN | 978-4-7792-0569-9 |
おすすめポイント
今後さらに役割が期待されているプライマリ・ケア医のCOPD診療に役立つ1冊。
内容紹介
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は決して新しい病気ではないが,その概念・治療は研究の進歩と共に変化してきている。国際的なCOPDのガイドラインとしてのGOLD (Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease) は2001年4月に初めて公表され,世界の呼吸器病学の研究者に大きな影響を与えた。
以後,GOLDは年次増補が繰り返されてきており,2006年11月に大改訂が公表された。そこでは,COPD診療におけるプライマリ・ケア医の役割が大いに期待されている。日本呼吸器学会はCOPD診断と治療のためのガイドライン第3版を2009年に出版し,日本の医療状況を見据えて医療連携に関して触れている。薬物療法に関しての大改訂はないが,病態に合わせた治療方法を提唱している。本書が,今後さらに役割が期待されているプライマリ・ケア医のCOPD診療に役立つことを期待している。
(「序」より)
目次
第1章 COPDと呼吸困難
/COPDとは /呼吸困難出現時は中等症 /呼吸困難進行の程度 /生命予後に関係する呼吸困難 /運動制限因子 /体動時の換気量の変化 /体動時の肺気量の変化 /肺気量と呼吸困難閾値 /動的肺過膨脹 /多様な呼吸困難
第2章 COPDと喘息
/ガイドラインによるCOPDと喘息 /喘息の特徴 /COPDと喘息の病変部位 /COPDと喘息における気流閉塞とその可逆性 /COPDと喘息の合併
第3章 COPDの検査・診断
/COPDの診断 /呼吸器系のメカニクス /気道抵抗はどこで生じるのか? /肺のコンプライアンス /フロー・ボリューム曲線 /1秒量,1秒率の重要性 /肺年齢 /COPDと喘息の病態把握
第4章 全身性疾患としてのCOPD
/COPDの管理 /COPDの重症度 /肺の炎症と全身性炎症 /COPDと併存症 /COPDの栄養障害対策
第5章 COPDの治療 薬物療法(1)抗コリン薬
治療概論
/安定期COPDに対する薬物療法の原則 /推奨されている薬物療法 /気管支拡張薬による反応性 /薬物の投与経路抗コリン薬
/抗コリン薬の基礎 /抗コリン薬の臨床
第6章 COPDの治療 薬物療法(2)β2刺激薬
/短時間作用性の気管支拡張薬の位置づけ /長時間作用性の気管支拡張薬の使用方法 /長時間作用性β2刺激薬の気管支拡張効果 /長時間作用性β2刺激薬の気管支拡張以外の効果
第7章 COPDの治療 薬物療法(3)テオフィリン
/テオフィリンの世界的な位置づけ /ガイドラインにおけるテオフィリンの位置づけ /他剤との併用によるテオフィリンの気管支拡張効果 /テオフィリンの副作用 /COPDにおけるテオフィリンの気管支拡張以外の作用 /テオフィリンの抗炎症作用
第8章 COPDの治療 薬物療法(4)吸入ステロイド薬
/COPDに対する長期の高用量吸入ステロイド薬の効果 /気道炎症に対するステロイド療法 /安定期COPDにおける吸入ステロイド薬の投与開始時期 /長時間作用性β2刺激薬と吸入ステロイド薬の併用効果
第9章 COPDの治療 薬物療法(5)漢方治療
/COPDに対する漢方治療の立場 /慢性気管支炎症状に対する漢方治療 /麦門冬湯 /半夏暑朴湯 /柴朴湯 /清肺湯 /食欲の低下・気力の低下・冷えに対する漢方治療 /補中益気湯 /六君子湯 /大建中湯
第10章 COPD患者の増悪への対応
/なぜ増悪を取り上げる必要があるのか? /COPDの増悪の定義 /増悪の重症度分類 /増悪の原因 /入院の適応 /増悪時の対応 /増悪の予防
第11章 COPDの在宅医療(HOT,NPPV)
/医療チームの必要性 /在宅酸素療法(HOT) /HOTの保険適応 /COPDの身体的,社会的,精神的な機能低下の相互関係/呼吸困難の強い患者に対するHOTの保険適応外使用 /在宅酸素療法とHRQOL /COPD増悪に対するNPPV療法/安定期COPDにおけるNPPV療法
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