第1節　腫瘍性/腫瘍様病変

・形態が著明に変化した直腸GIST

・盲腸粘液癌

・S状結腸粘液癌

・潰瘍性大腸炎に関連したS状結腸癌

・生検により著しい形態変化をきたした横行結腸粘液癌

・S状結腸Peutz-Jeghers型ポリープ

・虫垂原発悪性リンパ腫

・粘膜下腫瘍様の形態を呈したIs型早期直腸癌

・若年者横行結腸癌

・盲腸MALTリンパ腫

・上行結腸に浸潤し，内腔に露出した虫垂癌

・直腸MALTリンパ腫

・陰茎亀頭様外観を呈した脂肪腫による腸重積

・胃印環細胞癌の多発性大腸転移

・下部直腸の隆起性病変（tailgut cyst）

・直腸肛門部悪性黒色腫

・ポリポーシス様の所見を呈した悪性リンパ腫

・肺癌のS状結腸転移

・腫瘤を形成し術前診断が困難であったびまん浸潤型大腸癌

・卵巣類皮嚢胞のS状結腸穿破

関連症例

・腸結核関連上行結腸癌

・亜有茎性直腸カルチノイド腫瘍

・直腸癌（びまん浸潤型大腸癌）

・直腸MALTリンパ腫

・高齢者にみられた潰瘍性大腸炎の癌化例

第2節　IBDとその鑑別

・診断に苦慮したNSAIDs起因性腸炎

・S状結腸切除術後に発症した腸間膜脂肪織炎

・非ステロイド抗炎症剤（NSAIDs）による薬剤性腸炎

・Crohn病と鑑別を要した潰瘍性大腸炎

・潰瘍性大腸炎と鑑別を要したCrohn病

・潰瘍性大腸炎にみられた巨大炎症性ポリポーシス

関連症例

・虚血性腸炎を合併した腸間膜脂肪織炎

・大腸結核と鑑別の困難であった潰瘍性大腸炎

・盲腸から上行結腸の炎症性ポリポーシス（filiform polyposis）

第3節　感染症

・広範な潰瘍を呈したサイトメガロウイルス腸炎

・パラチフス

・クラミジア直腸炎

・サルモネラ腸炎

・ランブル鞭毛虫症

・大腸にびまん性炎症が認められたカンピロバクター腸炎

・超結核による回盲部潰瘍

・成人T細胞白血病に合併した大腸糞線虫症

関連症例

・診断に難渋した腸結核

第4節　血管性病変

・虚血性直腸炎

・狭窄型虚血性小腸炎

・慢性に経過した虚血性腸病変（静脈硬化性大腸炎）

・血管炎に起因した虚血性腸炎

・非連続性病変を呈した右側結腸虚血性大腸炎

・コレステロール塞栓症による虚血性大腸炎

・紫斑を伴った大腸潰瘍病変（アレルギー性肉芽腫性血管炎）

・右側結腸静脈瘤

第5節　その他

・腐食性大腸炎

・好酸球性大腸炎

・腸管運動異常によりひき起こされたと思われるBauhin弁prolapse

・輸血後に生じた腸管GVHD（graft versus disease）

・上行結腸の隆起性病変（腸管嚢腫様気腫症）

・横行結腸にみられた多発性白斑（リンパ管拡張症）

・卵管結紮術後に発生したS状結腸縫合糸肉芽腫

・直腸深在性嚢胞性大腸炎

・AL型消化管アミロイドーシス

・colonic muco-submucosal elongated polyp（CMSEP）

・回腸終末部にdouble lumenを形成したベーチェット病

・内視鏡的に重複腸管様所見を呈した後腹膜膿瘍

・S状結腸憩室症に合併した粘膜脱症候群様病変

・低蛋白血症を呈した非特異性大腸炎（cap polyposis）

・直腸狭窄をきたした後腹膜線維症

関連症例

・腸管嚢腫様気腫症

・上行結腸憩室症にみられた粘膜脱症候群様病変

・典型像に至る経過が観察できたcap polyposis

・sm癌が疑われた炎症性ポリープ

・原因不明の奇異な大腸多発性ポリープ（cap polyposis)