インタビュー　Withコロナ時代のスギ・ヒノキ花粉症診療

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大は、花粉症診療を手掛ける耳鼻咽喉科クリニックの診療状況に大きな影響を及ぼした。パンデミックからスギ・ヒノキ花粉症の3シーズンが経過して、患者の受診動向や治療に対するニーズ、診療形態の在り方そのものに大きな変化が生じつつある。そして現在、花粉症診療の現場においては、COVID-19への感染対策に努めながら、QOL低下に悩まされる多くの花粉症患者に最適な治療を提供するための試みが続けられている。今回は、withコロナ時代を見据えた耳鼻咽喉科の花粉症診療の取り組みの実例や課題について、舌下免疫療法をはじめとする花粉症の最新治療の経験が豊富な、ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック院長の永倉仁史先生にお話を伺った。