花粉症・鼻アレルギー診療の実際
インタビュー 舌下免疫療法
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.23 No.1 66-71,
2023
著者名
岡本 美孝
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
わが国では花粉症・アレルギー性鼻炎患者が増加の一途をたどるなか、アレルゲン免疫療法は唯一、自然経過を改善させ得る治療として注目を浴びている。長らく行われてきた皮下投与法は頻回な通院が必要であったり、稀ながら重篤な副作用を引き起こすリスクがあり、患者と医療機関双方への負担が大きい点が問題となっていた。そこで、より簡便かつ安全なアレルゲン投与方法として、わが国では2000年代初頭より舌下経路によるアレルゲン免疫療法の臨床試験が行われており、今では小児から行える一般的な治療法となりつつある。今回は、スギ花粉症に対する舌下免疫療法の開発に携わった千葉労災病院院長の岡本美孝先生に、わが国におけるスギ花粉症に対する舌下免疫療法の歩みと、さらなる普及を目指す上での課題についてお話しいただいた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

