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M-Review

MEDICAL TOPICS

第56回 ビスホスホネート製剤吸入による肺胞マクロファージの抑制作用とCOPD治療の試み

Inhibitory effects of bisphosphonate inhalation on alveolar macrophage―novel strategy for COPD therapy―

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掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.23 No.4 98-103, 2015
著者名
上野学 / 前野敏孝 / 倉林 正彦
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / アレルギー・免疫
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科 / 老年科
媒体
THE LUNG perspectives

「歴史的背景」慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease;COPD)はタバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入することで生じた肺の慢性炎症性疾患であり,2013年にはわが国の男性の死因第8位になっている。近年その患者数は増加してきているが,現行の治療は症状を緩和する治療が主体であり,病態の根本に対する治療法はまだ確立されていない。COPD発症の鍵となるメカニズムを標的とする新たな治療方法の開発が焦眉の課題となっている。肺は生体の中で,大気中に存在するさまざまな異物に最も曝露されやすい臓器である。したがって,肺胞内には多様な免疫細胞が常在するとともに,抗原刺激によってマクロファージやリンパ球が肺外から動員され,大気中の異物に対する防御機能をもっている。COPDでは肺胞マクロファージ,好中球,CD8陽性リンパ球が中心となり遷延する炎症が惹起される1)。
「Key words」肺気腫,肺胞マクロファージ,ビスホスホネート,アポトーシス

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE LUNG perspectives2015年秋号(Vol.23 No.4)

肺は代謝・生理・免疫など機能面においても,疾患の原因・病態・診断・治療など臨床面においても,他に類を見ない多様性を持つ。

本誌は成長・加齢に深く関わる気管支喘息・肺気腫・感染症・呼吸不全・肺癌などの疾患を対象に,分子生物学・生理学・形態学・生化学・免疫学などの広い視野から病因・病態・治療を捉える。最新の知見と,基礎的・古典的知識の双方を踏まえた新鮮で正確な情報を提供。

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