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M-Review

【特集 大気汚染と呼吸器疾患】

黄砂と喘息

Effect of Asian dust on asthma

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掲載誌
THE LUNG perspectives Vol.23 No.4 62-66, 2015
著者名
渡部仁成 / 倉井淳 / 清水英治
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / アレルギー・免疫
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科 / アレルギー科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科 / 小児科
媒体
THE LUNG perspectives

「Summary」黄砂は中国大陸内陸部の乾燥・半乾燥地域の土壌・鉱物粒子が広範囲に飛散し降下する現象である。飛行ルートによって人為起源の汚染物質を多く伴う黄砂と土壌成分が主体の黄砂が存在する。近年になり黄砂によって全死亡率が増加し,呼吸器・循環器疾患あるいは脳血管疾患の救急受診や入院頻度が増加することが報告されている。喘息に関しても小児喘息の入院を増加させ,小児,成人のいずれにおいても症状が増悪し呼吸機能が低下することが明らかになりつつある。
「はじめに」砂漠地帯で発生する砂嵐は健康に影響するが1),吹き上げられたダストは長距離を飛散するため,その健康への影響も広範囲に及ぶ2)。中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠,ゴビ砂漠や黄土高原などを起源とする砂嵐は黄砂と呼ばれ,その規模は世界で2番目であり,飛散する砂塵の量は世界の砂嵐のおおよそ20%を占める3)。黄砂は北米に到達し,ときに地球を一周することも報告されている。
「Key words」黄砂,喘息,入院,症状,呼吸機能

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

THE LUNG perspectives2015年秋号(Vol.23 No.4)

肺は代謝・生理・免疫など機能面においても,疾患の原因・病態・診断・治療など臨床面においても,他に類を見ない多様性を持つ。

本誌は成長・加齢に深く関わる気管支喘息・肺気腫・感染症・呼吸不全・肺癌などの疾患を対象に,分子生物学・生理学・形態学・生化学・免疫学などの広い視野から病因・病態・治療を捉える。最新の知見と,基礎的・古典的知識の双方を踏まえた新鮮で正確な情報を提供。

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