在宅酸素療法 健康保険適用30周年企画
日本における在宅酸素療法の歴史
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- 掲載誌
- THE LUNG perspectives Vol.23 No.4 80-84, 2015
- 著者名
- 宮本顕二
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 呼吸器
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / アレルギー科 / リハビリテーション科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科
- 媒体
- THE LUNG perspectives
「はじめに」在宅酸素療法(home oxygen therapy;HOT)が保険適用になって30周年を迎えた。それ以前は,自宅で酸素吸入するには,私費で高圧酸素ボンベを自宅に設置するしか手段がなかった。当時,ある患者は自宅の部屋の隅々に酸素ボンベを設置していた。玄関に入ると,まずそこに設置した高圧酸素ボンベから酸素を吸入,一息ついてから酸素吸入をやめ,それから居間に向かい,そこに設置した別の酸素ボンベから再び酸素吸入するといった具合であった。その後,酸素濃縮器が開発,HOTの保険適用もあり,だれでもHOTの恩恵を受けることができるようになった。HOTの普及において,酸素濃縮器開発の意義はきわめて大きい。当初は膜型酸素濃縮器で,得られる酸素濃度は40%であったが,すぐに90~95%の酸素が作れる吸着型酸素濃縮器に取って代わられた。その後,液化酸素も普及することになる。さて,筆者は4年前の本誌(Vol.19 No.3)に「在宅酸素療法の歴史と展望」を寄稿した。一部重複するが,HOTが保険適用となって30周年を迎える今回,あらためてその歴史を振り返ってみたい。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
