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M-Review

特集 脂質と老化

4.脂質代謝による老化関連自然免疫シグナルの制御

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掲載誌
The Lipid Vol.36 No.2 36-40, 2025
著者名
大石 由美子
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
代謝・内分泌 / 循環器
診療科目
糖尿病・代謝・内分泌科 / 循環器内科
媒体
The Lipid
Key Words
マクロファージ / 代謝リプログラミング / 高度不飽和脂肪酸

21世紀に入り,平均寿命の延伸とともに「健康寿命」の延長が重要な社会的課題となっている。そのなかで,「老化」という生物学的プロセスを分子レベルで理解し,介入可能な要素を見出すことは,加齢関連疾患の予防や治療においてきわめて意義深い。特に,自然免疫系の慢性的な活性化が老化と深く結びついているという概念,すなわち「inflammaging」は,老化の本質的理解に大きなインパクトを与えている。そして近年,脂質代謝の変容が自然免疫系の機能変化に寄与し,老化に伴う炎症状態の鍵となる可能性が示されている。本稿では,脂質代謝と自然免疫のクロストークを老化の文脈で捉え,その制御メカニズムと応用可能性について最新の知見を交えて論じる。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

The Lipid2025年10月号(Vol.36 No.2)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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