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M-Review

特集 脂質と老化

2.細胞老化と脂肪組織の老化・機能不全

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掲載誌
The Lipid Vol.36 No.2 21-28, 2025
著者名
勝海 悟郎
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌
診療科目
循環器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
The Lipid
Key Words
細胞老化 / SASP / 脂肪炎症 / 老化細胞除去

細胞レベルの老化(細胞老化)が個体の老化を来す主要な機序の1つとして知られている。また,細胞老化は脂肪組織の老化にも深く関与し,脂肪組織の老化によって代謝障害や慢性炎症の惹起といった機能不全を通じて糖尿病などの加齢関連疾患の発症・進展や個体老化の促進に寄与する。細胞老化を標的とした治療戦略は脂肪組織の老化が関与する加齢関連疾患治療・抗老化治療に応用可能なことが動物実験で明らかにされており,これまで老化細胞除去治療をはじめさまざまな戦略が考案・開発されており,将来細胞老化および脂肪組織の老化への介入を通じて疾患横断的な治療法が社会実装されることが期待される。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

The Lipid2025年10月号(Vol.36 No.2)

近年の脂質代謝の研究は医学,工学,薬学,農学などあらゆる分野で,基礎的な研究にとどまらず応用の分野においても急速な進歩を遂げてきており,それらが病気の診断・治療に直接,間接に貢献してきたといえる。このような進展著しい脂質の研究の現況を,さまざまな視点から捉え,詳細な解説を加える専門誌。

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