【特集 肛門管癌と虫垂癌】
【各論―肛門管癌―】肛門管癌の治療―化学療法と放射線療法の現況―
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- 掲載誌
- 大腸癌FRONTIER Vol.5 No.2 42-46, 2012
- 著者名
- 大木進司 / 門馬智之 / 鈴木聡 / 中村泉 / 竹之下誠一
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- 大腸癌FRONTIER
「Summary」肛門管癌は, 日本と欧米では主たる組織型が異なりそれぞれ治療戦略が異なる. 日本に多い腺癌は, 直腸癌が肛門管に進展した直腸型(rectal type)であり直腸癌に準じて主として手術療法が行われている. しかし欧米においては肛門管の腺癌は直腸癌に分類され, 進行癌では術前化学放射線療法が推奨されている. 根治切除不能・再発癌に対しては, 日本も欧米も分子標的薬を含めた多剤併用化学療法が標準治療である. 一方, 肛門管扁平上皮癌は欧米の肛門管癌の70%以上を占めるが日本ではまれである. NCCNガイドラインにおいては5-FU/マイトマイシンを併用した放射線療法が治療戦略の主体となっているが, 日本における治療ガイドラインは確立していない. 近年, 本邦においても肛門管扁平上皮癌に対するS-1/マイトマイシン併用の根治的化学放射線療法の臨床試験(JCOGO903)が進行中であり, 日本からのエビデンスの発信が期待される.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
