日本脈管学会総会
糖尿病を基盤とする動脈硬化の治療戦略 アテローム性動脈硬化症と抗血小板療法
(第51回日本脈管学会総会ランチョンセミナー記録集)
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- 掲載誌
- Angiology Frontier Vol.10 No.1 84-89, 2011
- 著者名
- 野村 昌作
- 記事体裁
- 学会レポート / 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病 / 血液
- 診療科目
- 血液内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 腎臓内科 / 循環器内科
- 媒体
- Angiology Frontier
アテローム性動脈硬化症が進展してアテローム血栓症が発症するが,その危険因子はアテローム生成と血栓の両因子が絡んでいるなかで特に糖尿病,脂質異常症,メタボリックシンドロームが重要といわれている。さらに,アテローム血栓症は最終的に不安定型狭心症,心筋梗塞,脳梗塞などの重篤な状態になるため,できるだけ安定型狭心症や軽度の閉塞性動脈硬化症といったアテローム血栓症の初期の段階で対策を講じる必要があると野村氏は指摘する。また,動脈硬化のメカニズムには炎症関連細胞,それらが放出するサイトカイン,そして止血・凝固線溶系が深く関わっており,止血・凝固線溶系では血小板が占める役割が特に重要である。血小板の機能は,凝集と内皮下組織に接着,伸展する粘着の2つに分けられる。血小板の凝集には,アゴニスト刺激ではフィブリノーゲンが,高ずり応力ではvon Willebrand因子(vWF)が介在している。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
