レニン-アンジオテンシン系阻害薬の新しい話題
直接的レニン阻害薬
Direct renin inhibitor
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.10 No.1 39-44,
2011
著者名
市原 淳弘
/
伊藤 裕
記事体裁
特集
/
抄録
疾患領域
高血圧
診療科目
老年科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
神経内科
/
一般内科
/
腎臓内科
/
循環器内科
媒体
Angiology Frontier
Key Words
アスパラギン酸プロテアーゼ
/
レニン活性
/
アンジオテンシンⅡ
/
アルドステロン
/
(プロ)レニン受容体
レニン-アンジオテンシン系(RAS)の最上流反応を触媒するレニンの酵素活性を抑制する直接的レニン阻害薬(DRI)が臨床応用されるに至った。DRIのアリスキレンは,ヒトレニンを特異的に阻害し降圧作用が長く続き組織親和性が高いため,臓器保護効果,特に腎保護効果が期待できる。RASを最上流で抑制するDRIは,従来のRAS阻害薬のネガティブフィードバック機構を介した弱点を補強するため,併用療法で安全かつ有用であることがすでに報告されている。(プロ)レニン受容体との関係にいまだ不明な点もあるが,従来のRAS阻害薬を超えた降圧と臓器保護効果が期待できるため,近い将来に第1選択薬となりうる降圧薬である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

