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ヘルス・ケア・マーケティング入門
前編 医療とマーケティング
―「制度的慣性」からの脱却をめざして―
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- 掲載誌
- THE LUNG perspectives Vol.19 No.1 89-93, 2011
- 著者名
- 目黒昭一郎
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- THE LUNG perspectives
Summary
日本の医療現場は現在,財政破綻や医師不足,医療訴訟などによって疲弊し,大きな転換期を迎えています。現代の医療を取り巻く諸問題の多くは,いわゆる「制度的慣性」によって生みだされた惰性的思考に依存して,さまざまな問題解決を先送りしてきたことにあると考えられます。患者に医療サービスを提供する医療機関と医師にとって,この「制度的慣性」から脱却する新たな地平を切り拓くために,「マーケティング」の発想がひとつの重要なアプローチとなります。
本稿では,まず「制度的慣性」をキーワードに,医療機関をはじめとする制度や企業の事業が,これまでのように立ち行かなくなった理由を考えます。そして新たな医療のありかたを模索し,この局面に対峙するためには,どのような発想や行動の枠組みが必要なのかを検討します。本稿は,ヘルス・ケア・マーケティングの入門編であると同時に,次世代の医療を担う医師たちに向けたマーケター(marketer)からのメッセージです。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
