Summary
間質性肺炎は原因を有する続発性と原因不明の特発性間質性肺炎に大別されるが,後者のなかでは特発性肺線維症(IPF)が最多の疾患である。IPFでは,間質の線維化によって生じる肺拡散能の低下から低酸素血症を生じ,労作時は低酸素血症がさらに著明になることが特徴である。基本的にはⅠ型呼吸不全を呈するが,末期にはCO2貯留を認める。在宅酸素療法(HOT)の原因疾患としては第2位を占めている。薬物療法としては,ピルフェニドンの有効性がわが国で示され,保険適応となった。本稿では,間質性肺炎にみられる呼吸不全の病態と治療について,特にIPFを中心に概説する。
全文記事
呼吸不全の臨床―病態と治療―
間質性肺炎にみられる呼吸不全
Respiratory Failure in Interstitial Lung Diseases
掲載誌
THE LUNG perspectives
Vol.19 No.1 24-27,
2011
著者名
長瀬 洋之
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
呼吸器
診療科目
呼吸器内科
媒体
THE LUNG perspectives
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

