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M-Review

【特集 食道癌:疫学から治療まで】

特集にあたって

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掲載誌
Pharma Medica Vol.32 No.7 7, 2014
著者名
島田英昭
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
一般外科 / 消化器内科 / 腫瘍内科 / 放射線科 / 消化器外科
媒体
Pharma Medica

食道は, 口・咽頭から胃までをつなぐわずか25cmほどの細長い管である. 胸腔内背部側(後縦隔)の胸椎の脇を通っているが, 解剖学的には周囲に大動脈や気管などの重要臓器があることが特徴である. 食道癌は, 胃癌や大腸癌と比較すると発生頻度は低いが, 治療が難しく生命予後が不良な癌の1つである. 日本人は, アルコール代謝に関連する酵素活性が低い遺伝子異常を有している頻度が高く, 「飲酒時に顔が赤くなる人は食道癌に注意しましょう」と目にしたことが多いのではないだろうか. 従来は, 高齢男性の癌, という印象だったが, 昨今の女性の飲酒率の上昇に伴って比較的若い女性の患者もみられるようになった. 食道癌の治療は, その解剖学的な困難性や細胞生物学的悪性度の高いことなどから, あらゆる技術を総合的に駆使して行われている. 日常診療でも, 一定の頻度で遭遇する疾患でありすみやかに治療を開始する必要があるので, 医療に関わる方々には是非ともその特徴を知っておいていただきたい. 本特集企画では, 欧米と比較した日本人の疫学的特徴, 食道癌固有の特徴を正確に把握するための最新の診断方法, 血液腫瘍マーカーについて, さらには, 内視鏡診断・治療, 抗癌剤治療・放射線治療, 外科的手術, そして現在進行中の最新の臨床試験としての免疫治療や重粒子線治療までを包括している. いずれのテーマも現時点での国内最高峰の専門の先生方に執筆していただいた. 現時点での標準的かつ最新の食道癌の疫学・診断と治療についてコンパクトにまとめられている. 本特集においてご尽力下さった株式会社メディカルレビュー社ならびに本企画のご執筆を快くお引き受け下さった先生方に深く感謝申し上げる. この特集が, 読者の皆様のお役に立てば幸いである.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Pharma Medica2014年7月号(Vol.32 No.7)

臨床医・薬剤師を対象に,各種疾患治療に関する最先端の臨床学の学術的トピックスを解説。医学・薬学の中間領域を目指す学術月刊誌。医師の薬学に対する理解を深め,薬剤師にも臨床の啓蒙となる雑誌を基本方針として,近年注目されている臨床薬理学分野からも 高い評価を受けている。医学・薬学の中間領域を目指す総合学術誌

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