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アンチエイジング薬としてのARB

AngⅡと老化

赤澤宏小室一成

Anti-aging Science Vol.2 No.2, 6-10, 2010

「はじめに」 アンジオテンシンII(angioteinsin II;AngII)は体循環系において血圧や水・電解質の恒常性維持に中心的な役割を果たす一方で, 心血管系細胞の増殖や肥大, 線維化を促進するなど, 組織傷害因子として老化関連疾患のさまざまな病態に深く関与している. AngIIには7回膜貫通型のG蛋白質共役型受容体(G protein-coupled receptor:GPCR)ファミリーに属するタイプ1(AT1)受容体とタイプ2(AT2)受容体が存在するが, 心血管系組織における作用の大部分はAT1受容体を介している. 最近, AngIIの産生あるいは作用の長期的な抑制の老化現象や個体寿命に対する影響について動物レベルでの解析結果が報告され, 大きな注目を集めている. レニン・アンジオテンシン系(renin-angiotensin system:RAS)の抑制を軸としたアンチエイジング治療の実現へ向けて, 今後の大きな展開が期待されている.

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