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アンチエイジングをめぐる最近の話題 PART 2

脳の老化とインスリン

岩波純茂木正樹堀内正嗣

Anti-aging Science Vol.2 No.1, 15-18, 2010

「はじめに」超高齢社会に突入したわが国では, 老化による疾患への対応が急務となっている. 加齢とともに臓器障害のリスクは増加し, さまざまな臓器障害は生活の質(Quality of Life:QOL)を低下させる. 特に“脳の老化”と考えられる, 脳梗塞やアルツハイマー病などに伴って起こる認知症は, QOLを著しく低下させることからその克服が切望される. 一方, 最近メタボリックシンドロームが注目を集めているが, メタボリックシンドロームに伴って認知機能の低下が誘導されることが報告されてきた. なかでも耐糖能異常によって引き起こされる認知機能の低下は, 今後予想される糖尿病人口の増大を考慮すると性急に対応すべき社会問題といえよう. 昨今, 脳におけるインスリンがアルツハイマー病などの認知機能障害に関与している可能性が報告されている. 本稿ではインスリンと認知機能についての関連を述べ, 脳の老化におけるインスリンの関与を考察する.

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