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State of the art(胃がんperspective)

胃癌センチネルリンパ節生検の現況と今後の展望

竹内裕也北川雄光

胃がんperspective Vol.2 No.3, 16-25, 2009

早期胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術は, 患者に優しい治療として急速な普及をとげた. しかし, 広範な胃切除による術後長期的なQOL低下については, これまでの開腹手術と同様であり, 検討されるべき問題である. 早期胃癌に対するsentinel node navigation surgery(SNNS)とは, リンパ節転移のない症例を正確に拾い上げ, 胃機能温存・個別化縮小治療を目指す手術であり, 術後長期的なQOL維持に有用と考えられる. SNNS研究会による胃癌に対するSN同定手技を検証する多施設共同研究が終了し, SN同定率97.5%, リンパ節転移検出感度93.0%, 偽陰性率7.0%, SNを指標としたリンパ節転移正診率99.0%とこれまでの単施設報告と遜色ない良好な成績が報告された. この結果からcN0早期胃癌患者においては将来的にSN転移状況によりEMR/ESDや腹腔鏡下胃切除術式の選択が可能となり, 機能温存・個別化縮小治療による長期的QOLの改善が期待されるところである.

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