論文・記事一覧

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新刊
HIV感染症とAIDSの治療 Vol.16 No.1 78-80, 2026より
【座談会 ジェネリックAIDS治療薬をどう使うか】
IAS 2025: The 13th IAS conference on HIV Science
俣野 哲朗
The 13th IAS conference on HIV Science(IAS 2025)は,ルワンダ・キガリにて,2025年7月13~17日に開催された。会場は,Kigali Convention Centreであった(図)。都市化が進んでいる地域で,会場および周辺はよく整備されていた。 やはりアフリカからの参加者が多いことが今回の特徴で,ヨーロッパからの参加者も多かったが,北米・南米・アジアからの参加者は例年より少なめであった。 Cureに向けた数々の取り組みが発表されていたが,特にimmune agingに関するdiscussionが活発であったという印象である。Vaccineに関しては,アフリカでの数々のtrialが紹介されていた。臨床としては,PrEPも含め,レナカパビルに関する発表および関連する長期作用に関する発表が目についた。 これらの学術的なdiscussionに加え,本学会ではやはり米国政権の方針変更の影響についてのさまざまなdiscussionが見受けられた。これらを踏まえ,IASにおいてKigali Declaration(https://www.iasociety.org/kigalideclaration)が出された。以下,その内容を日本語にて紹介する。概要をお伝えすることを趣旨としており,翻訳の精度についてはご容赦いただきたい。
新刊
HIV感染症とAIDSの治療 Vol.16 No.1 71-77, 2026より
【座談会 ジェネリックAIDS治療薬をどう使うか】
アフリカのHIV感染症
上野 貴将
ヒトレトロウイルス学共同研究センターは,熊本大学エイズ学研究センターと鹿児島大学難治ウイルス病態制御研究センターが統合して2019年4月に発足し,レトロウイルス学および関連領域における世界的な研究教育拠点の構築を目指している。馬場昌範先生,松下修三先生などに続き,筆者が4代目のセンター長を務めている。熊本大学キャンパスに6分野,鹿児島大学キャンパスに5分野あり,主にHIVやHTLV-1などのレトロウイルスに関する研究を国際的な視野で推進している。感染免疫分野は熊本大学キャンパスの分野の1つで,筆者(上野貴将)に加えて,本園千尋(准教授),豊田真子(特任助教)を中心に研究教育活動を進めている。留学生は現在,タンザニア4名,ケニア1名,シオラレオネ1名,中国2名で,多様な人材で研究室を構成している(図1)。2016年にタンザニア拠点作りを始め,この約10年の間に,大学間交流協定の締結,主要機関の訪問(図2),学生・教員の相互交流(図3),ハンズオントレーニング(図4)を進めている。アフリカ地域で大きな問題となっている薬剤耐性変異の共同研究をタンザニアで進めており,これまでの取り組みについて紹介したい。
新刊
HIV感染症とAIDSの治療 Vol.16 No.1 44-50, 2026より
【座談会 ジェネリックAIDS治療薬をどう使うか】
播種性クリプトコッカス症,AIDS関連バーキットリンパ腫,CMV網膜炎,免疫回復ぶどう膜炎,MDSを呈した難治性CMV脳炎の一例
阿部 静太郎
抗レトロウイルス療法(antiretroviral therapy:ART)の普及により,HIV感染症の予後は劇的に改善してきた。しかし,未治療の状態で高度の免疫不全に陥って初めて診断された場合には,複数の日和見感染症や悪性リンパ腫などのAIDS指標疾患を,同時期または連続して発症する可能性がある。また,ART導入後には免疫再構築症候群(immune reconstitution inflammatory syndrome:IRIS)を生じ,重篤な合併症をきたすことも経験される。 本症例では,播種性クリプトコッカス感染症およびAIDS関連バーキットリンパ腫といった重篤な病態を併発し,ART導入後にはサイトメガロウイルス(cytomegalovirus:CMV)網膜炎・脳炎および免疫回復ぶどう膜炎(immune recovery uveitis:IRU)を発症した。さらに,最終的には骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)も併発し,多面的かつ複雑な経過をたどった。 なかでもCMV脳炎は,血液脳関門の通過性などの課題から治療期間が長期化する傾向があり,管理が極めて困難な疾患とされる。本症例では,CMV脳炎の管理に難渋し,長期にわたる治療を要したが,最終的には改善を得ることができた。これらの多面的な疾患に対する総合的な治療過程を経験したため,その詳細を報告する。
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