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消化器病研究施設紹介

武蔵野赤十字病院消化器科

泉並木

Frontiers in Gastroenterology Vol.12 No.3, 31-35, 2007

<肝臓疾患治療センターの現在> 現在,当院は主たる研究領域を肝臓病とする消化器科のスタッフ14名の医師で構成されています.B型肝炎は1年で新患50例,C型慢性肝炎のインターフェロン導入症例は350例,肝細胞癌の初診は1年で120例となっています.350万人の人口を有する東京都下(多摩地区と呼称)で,がん診療連携拠点病院に指定され,地域支援病院として63%の紹介率となっています.ここまで急速な展開を遂げられたのは夢のようですが,C型肝炎の発見・インターフェロン治療の開始,さらに急速な肝癌症例の増加に対する新たな治療法の普及など,よい時代に恵まれた部分が大きいと思います.<創世記> 昭和61年に私は武蔵野赤十字病院に赴任しましたが,内科で消化器を専門とする医師3人のうち年齢が2番目で,全員で30床程度の入院患者を診療していました.C型肝炎ウイルスが発見され,1992年にインターフェロンが導入された際は1年間に40例程度の治療を細々と行っていました.丹念に血清を集め東京医科歯科大学の榎本信幸博士(現山梨大学医学部第一内科教授)と共同研究を行い,C型肝炎ウイルスが数種類存在することや,インターフェロン感受性決定領域発見の夢物語を体験させていただきました.

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