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脳卒中外科の最先端

出血型もやもや病の再出血予防

桝田宏輔高橋淳宮本享

脳と循環 Vol.13 No.1, 53-57, 2008

出血型もやもや病は主に成人に脳出血を起こし, 重篤な後遺症を生じ得る疾患の一つである. 発症後の再出血率は高く, 再出血を繰り返し致死的となる場合もある. しかし出血型もやもや病に対する再出血予防法は現在のところ確立していない. 虚血型もやもや病に対して行われている外科的血行再建術(頭蓋外-頭蓋内バイパス術)が出血型もやもや病の再出血予防にも有効である可能性が示唆されており, その有効性を検証するための多施設共同研究がわが国において現在進行中である. 「はじめに」もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)には「虚血型」と「出血型」の2つの発症様式がある. 後者は頭蓋内出血を繰り返しながら重篤化する場合が多く, 脳組織の不可逆的ダメージによりしばしば重い後遺症を残し, 時に致死的となり得る. 虚血型においては脳血行力学的障害改善のための血行再建術(頭蓋外-頭蓋内バイパス術)が有用であり広く実施されているのに対し, 出血型では再出血を防止するための治療方針が確立されていない.

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