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どこまで切除するか―良・悪性境界型腫瘍性病変―

肝腫瘍

久保正二若狭研一竹村茂一上西崇弘首藤太一広橋一裕

Surgery Frontier Vol.15 No.3, 33-39, 2008

「Summary」慢性肝炎, 肝硬変ではしばしば肝内結節性病変がみられる. これには軽度異型結節(low-grade dysplastic nodule), 高度異型結節(high-grade dysplastic nodule), 早期肝細胞癌(early hepatocellular carcinoma)が含まれ, 多段階的に進展していくが, その鑑別診断はしばしば困難である. 異型結節や早期肝細胞癌はモノクローナルな増殖を示す一連の増殖性病変で, 癌化の可能性があり, 特に高度異型結節や早期肝細胞癌は通常型の肝細胞癌に進行する可能性が高い. 画像上, 結節の悪性度が高まるにしたがって結節内門脈血流が次第に減少し, 逆に動脈血流が増加する. 軽度異型結節は治療上のcritical pointであるため経過観察が必要で, 高度異型結節から早期肝細胞癌に進展するにしたがい治療の必要性が高くなる. 通常, 乏血性結節は治療の必要性が低く, 結節内動脈血流のみられる結節は基本的に治療対象となる.

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