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What's New in protease inhibitor

過剰線溶とプロテアーゼインヒビター

内場光浩

Surgery Frontier Vol.15 No.2, 100-106, 2008

Summary プラスミンによるフィブリン分解が線溶反応である. 通常, 線溶反応は厳しく制御され, フィブリン血栓の除去のみならず損傷治癒などにも重要な役割を果たしている. しかしながら, プラスミンのインヒビターであるα2-プラスミンインヒビターが低下した過剰線溶の状態では, 線溶系の制御が不能状態に陥り, 不安定フィブリン分解やフィブリノゲン分解を呈し出血の原因となる. 過剰線溶はDICにも合併するが, DICに合併した過剰線溶の治療では, 抗線溶療法のみでは微小血栓による臓器障害を合併するため, 病態および原因に応じた抗線溶療法が必要になる. 「はじめに」播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)は, さまざまな疾患に合併する凝固異常である. 基礎疾患によってその病態は異なるが, 共通した病態として血管内での凝固活性化と, それに伴う血管内微小血栓形成があげられる.

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