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実験講座

樹状細胞の分離誘導法と樹状細胞によるCTLの誘導法

鈴木弘行長谷川剛生岡部直行柳沼裕嗣米地敦星野実加樋口光徳塩豊見城明後藤満一

Surgery Frontier Vol.15 No.2, 73-77, 2008

Summary 免疫系の中心的存在である樹状細胞をin vitroにて誘導することが可能となったことで, 免疫研究は長足の進歩を遂げた. 樹状細胞にはいくつかのサブセットがあるが, いずれにおいても未熟樹状細胞と成熟樹状細胞の2つのステージが存在し, その機能や特徴を理解することが重要である. 樹状細胞の分離誘導法にはいくつかの方法があるが, 一般的にはleukapheresis(単核球分離)によって採取された末梢血単核球からその接着性によって分離した前駆細胞である単球にGM-CSFとIL-4を添加し培養することで得られる. さらにTNF-αやOK432などの刺激因子と何らかの抗原刺激を加えることにより成熟樹状細胞が得られる. 樹状細胞は強力な抗原提示能を有し, 癌領域では免疫細胞療法として用いられているが, 近年では免疫療法時のモニタリング, 特にCTLの誘導能の測定に広く応用されており, その理解が重要である. 「はじめに」2004年のRosenbergらのレビュー1)によれば, 各種固形癌に対する免疫細胞療法, もしくはペプチドを中心としたワクチン療法の効果について, 奏効率ベースでは数%であることが示された.

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