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鏡視下手術―手術侵襲評価と周術期管理―

胆・膵疾患内視鏡治療の侵襲評価と周術期管理

明石隆吉宮本英明山之内健伯上田城久朗浜田知久馬

Surgery Frontier Vol.15 No.1, 61-69, 2008

「Summary」胆・膵疾患内視鏡治療手技による偶発症は, いったん重篤化すると多臓器不全となり不幸な転帰をとる. したがって, その発症をできる限り早期に把握し, 速やかに対処することが重症化阻止に重要である. 術後には患者の臨床症状によく気を付け, 偶発症が疑われた場合には腹部単純X線写真やCTなどは必ず専門医にチェックしてもらう. 後腹膜の遊離ガス像などの画像診断は, 発症直後では難しい. 血清アミラーゼは術後3~4時間後には一度測定する. 患者からの訴えがなくてもヘモグロビンは翌日と3~4日目には測定するなどの注意を要する. 腹痛の強い例やSIRSの持続は重症化する可能性が高い. CRP高値の遷延は要注意である. 安易な鎮痛解熱剤の使用で痛みや熱が一時的に軽減しても安心はできない. SIRSになった場合は, 早めにICU管理を検討すべきである. 臨床症状を含め細やかに経過観察し, 重篤化する前に外科的手術などの対策を講じる.

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