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第31回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

間接熱量測定を用いた肝切除周術期の栄養管理

仲川満弓岩川裕美栗原美香池田麻美丈達知子船越紀子兼田千尋中西直子佐々木雅也柏木厚典塩見尚礼仲成幸来見良誠谷徹

栄養-評価と治療 Vol.25 No.6, 33-36, 2008

肝切除周術期には, 代謝動態の変化や摂食量の低下などが著しい. したがって, 必要エネルギー量を正しく算出し, その充足率を確認することは不可欠である. また, 肝硬変を合併している場合は, 肝臓での蛋白合成やグリコーゲン貯蔵能の低下もあいまってたんぱく質・エネルギー栄養障害(PEM)となりやすい. これらのことから, 肝切除周術期において間接熱量測定を用いて必要エネルギー量を算出することは必須である. 「I はじめに」肝切除術では, 背景となる肝硬変の有無や程度, 切除術式により侵襲度が異なる. 特に肝癌では基礎疾患として肝硬変を合併することが多く, 低栄養状態に陥りやすい1). 術前の低栄養状態は手術成績や予後にも影響するため, 個々の病態に応じた周術期の栄養管理は必須である. 近年, 肝癌合併肝硬変患者の肝機能維持に分岐鎖アミノ酸(branched chain amino acids;BCAA)補充療法やlate evening snack(LES)などの積極的栄養療法が有効という報告が散見されるが2)-5), 肝癌における肝切除術後での有用性を示した報告は少ない.

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