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症例による病態栄養講座

第51回 癌化学療法患者の栄養管理

福士朝子柳井一男相羽惠介

栄養-評価と治療 Vol.24 No.6, 11-14, 2007

消化器癌患者の治療に即した具体的な栄養管理について, 栄養状態の評価と栄養治療の実際を示す. BMIは治療前からすべての癌種で22未満であり, 血清総蛋白(TP)とアルブミン(Alb)は, より病態の進行しているPTX単独療法の胃癌群と大腸癌群で治療後に低下傾向がみられた. 1日の必要エネルギー量を求め, エネルギー摂取量充足率を90%と目標設定したが, 治療によらず摂取不良であり, 特に経口摂取のみでは多くの症例で必要量の約50~80%しか摂取できていなかった. 食道癌群では経口摂取量が治療後に著減し, その不足分を補うのに経腸栄養が有効であった. I. はじめに 癌は, わが国における主要死因別死亡率の第1位で, 厚生労働省から公表されている「人口動態統計」によると, 現在年間30万人以上が癌で亡くなっている. 2007年に施行された「がん対策基本法」に基づく「がん対策推進基本計画」には, 今後10年間の目標として「すべてのがん患者及びその家族の苦痛の軽減並びに療養生活の質の維持向上」が掲げられている.

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