<< 一覧に戻る

J-LITを総括する

危険因子の重なりと冠動脈イベント

馬渕宏

The Lipid Vol.18 No.2, 63-72, 2007

個々の冠危険因子がどの程度予後に影響するかは臨床上重要である. 予後判定に重要な指標は, 大規模疫学調査や臨床研究などのエビデンスから設定される. 従来, 冠危険因子の臨床的意義は相対危険度で評価されていたが, 近年は絶対危険度に基づいて設定されている. J-LIT(Japan Lipid Intervention Trial)の成績は, 絶対危険度を評価できるわが国では数少ない貴重なデータである. 性差, 年齢, 高脂血症, 高血圧, 喫煙, 糖尿病などの冠危険因子の重なりを総合的に判定し, 今後6年間で冠イベントを起こす確率(グローバル・リスク)を算出することが可能となった. 動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002年版では, J-LITの成績を参考に, 個々の患者の危険因子を総合的に判定し, 患者カテゴリー別の治療目標値が設定されている.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る