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J-LITを総括する

血清脂質管理と脳血管障害

中谷矩章

The Lipid Vol.18 No.2, 30-36, 2007

従来わが国においては, 脳梗塞と血清コレステロールの間には相関がなく, 血清コレステロールが低い場合に脳出血が増加することがいわれてきた. しかし, 最近の疫学調査では, 脳梗塞と血清脂質の関連を示す成績が多くなっている. そこで, J-LIT(Japan Lipid Intervention Trial)の成績をもとに, 血清脂質値と脳血管障害の関係を検討した. その結果, 血清総コレステロール240mg/dL以上, LDL-C160mg/dL以上, トリグリセリド150mg/dL以上, HDL-C40mg/dL未満で脳梗塞が増加することがわかった. そして, 血清脂質異常は高血圧とは独立した危険因子であった. 一方, 脳出血と血清脂質の間には明らかな関係は認められなかった.

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