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肝の脂質代謝異常の臨床―最新の知見―

メタボリックシンドロームにおける肝疾患

―NASHにおけるアディポネクチンの意義を中心に―

田村信司鎌田佳宏林紀夫

The Lipid Vol.17 No.2, 33-38, 2006

近年, 過栄養に伴う生活習慣病が増加し, 内臓脂肪蓄積を基盤としたメタボリックシンドロームが社会的にも注目されている. 脂肪組織はアディポサイトカインと概念づけられる生理活性物質を分泌しており, 脂肪蓄積による分泌異常がメタボリックシンドロームの病態に深く関与している. その中でもアディポネクチンはキー分子と考えられている. 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は, 肝臓におけるメタボリックシンドロームの表現型と捉えられ, 肝硬変, 肝細胞癌に進展しうる病態として重要性が認識されつつある. アディポネクチンは肝における脂肪蓄積, 炎症, 線維化を抑制し, 肥満におけるアディポネクチンの欠乏がNASHの発症進展に促進的に働いていると考えられる.

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