<< 一覧に戻る

糖尿病性腎症治療の新しい展望

特集にあたって

槇野博史

Diabetes Frontier Vol.17 No.4, 457, 2006

現在, わが国における糖尿領域の最大の問題の1つは糖尿病性腎症の増加である. 腎症が進行し, 末期腎不全に陥ると透析を余儀なくされる. 日本透析医学会の統計によると, わが国の透析患者は年間約1万人ずつ増加しており, 2005年末には257,765人に達した. この慢性腎不全患者増加の最大の原因は糖尿病性腎症の増加である. 糖尿病性腎症の新規位透析導入患者は年々増加しており, 2004年の1年間に新たに慢性透析に導入された36,036人のうち糖尿病性腎症による透析患者は42%を占めた. さらに透析療法に至った糖尿病患者の生命予後はマクロアンギオパチーの合併のためにきわめて不良である. 日本透析医学会の全国集計でも, 5年生存率は約50%と報告されており, 肺癌患者の5年生存率とほぼ同じである.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る