<< 一覧に戻る

成人喘息の疫学(喘息死を含めて)

喘息 Vol.21 No.2, 15-20, 2008

気管支喘息の有症率は, 年々増加傾向を示している. 厚生労働科学研究の調査によれば, 成人喘息の有症率は成人全体で7.9~12.9%となっている. GINA(Global Initiative for Asthma)や喘息予防・管理ガイドラインなどの普及により喘息コントロールは改善してきているが, いまだに喘息による死亡者が存在する. 厚生労働省人口動態調査によると, 2006年の喘息による死亡者数は2778人であった. 今後も喘息の経時的な変化を観察するうえで, 十分な疫学調査体制が必要である. 「はじめに」近年, アトピー性疾患を中心とするアレルギー疾患が増加しており, その代表的疾患である気管支喘息も増加している. これまでのさまざまな疫学調査からみても, 気管支喘息は呼吸器疾患のなかで頻度の高い慢性疾患の1つであり, 最近数十年間で小児においても成人においてもその有症率は増加傾向を示している.

記事全文を読む »

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

特集