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気道構成細胞と喘息

線維芽細胞の気道リモデリングにおける役割

山内広平

喘息 Vol.20 No.3, 43-48, 2007

線維芽細胞は, コラーゲンを代表とする細胞外マトリックス(extra-cellular matrix;ECM)を産生し, 気道肺胞系の構造の維持に重要な役割を果たしている. 特に, 組織傷害時には修復に活発なECM産生を行う. 気管支喘息においては, 好酸球などの炎症細胞との相互応答のなかで, 線維芽細胞がTGF-βを介してECM産生を増加させ, 気道組織の線維化を誘導する. 線維芽細胞のなかでも, 筋線維芽細胞は高いTGF-βとプロコラーゲン産生を示し, オートクラインおよびパラクラインにECM産生を刺激する. 気道組織のECM沈着には, TGF-βに加えCTGFやPDGFが関与することが報告されている. また, 気道の線維化は気道の弾性の低下や非可逆的気道閉塞を引き起こし, 重症喘息の病態と関連することが示唆されている.

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