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気道構成細胞と喘息

粘液分泌細胞

武山廉

喘息 Vol.20 No.3, 27-33, 2007

気道には, 杯細胞と粘膜下腺という2つの粘液分泌細胞が存在する. このうち, 喘息の過分泌病態形成に関与するのは主に杯細胞である. 杯細胞は, 喘息気道において上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor;EGFR)のリガンドやTh2サイトカインなどの刺激により, その主要ムチンであるMUC5ACを過剰産生し, 次第に過形成化していく. 過形成をきたした杯細胞は, ムチンの産生, 貯留, 分泌をくり返し, さらに抗アポトーシス蛋白を発現することにより気道上皮に病的に維持される. この一連の過程に関与する因子や経路を遮断することにより, 過分泌病態の制御, さらには杯細胞過形成を正常気道へと回復させる新しい治療戦略の開発が期待される.

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