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小特集 乳児血管腫

乳児血管腫をめぐる世界と日本の潮流

佐々木了

Pharma Medica Vol.34 No.12, 77-80, 2016

乳児血管腫は血管内皮細胞の腫瘍性増殖を本態とし自然退縮を来す乳児特有の良性血管性腫瘍である。これまでwait and see policy が一般的であったが,消失は不完全で,経過中の合併症や後遺症が少なくない。従来,苺状血管腫(strawberry mark, strawberry hemangioma)などの呼称が汎用されてきたが,脈管病変を脈管性腫瘍と脈管奇形に分類するThe International Society for the Study of Vascular Anomalies(ISSVA)の分類1)2)では,本腫瘍が必ずしも「苺状」とならないことなどからstrawberry markなどの呼称をinfantile hemangioma に変更しており,日本でもこの用語の邦訳である「乳児血管腫」(以下,IHと略)と呼称されつつある。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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