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麻酔の質の向上を目指して

低侵襲モニターの役割 心拍出量モニター

小竹良文

Pharma Medica Vol.25 No.8, 51-55, 2007

「はじめに」従来, 周術期の心拍出量モニターとしては肺動脈カテーテルを用いた熱希釈法が唯一の方法であったといってよい. しかし, 低侵襲で心拍出量を測定できる装置が利用できるようになってきた. 本稿ではこれらの低侵襲心拍出量モニターがいかに麻酔の質の向上につながるかについて論じることとしたい. なお, 本稿では紙幅の関係で各モニターの測定原理, 特徴に関する記述は割愛させていただく. 参考文献をご参昭いただけると幸いである1)2). I. 麻酔中の循環モニターの意義 麻酔中に循環系をモニターする必要かあることは, すなわち麻酔中には循環変動が生じやすいことの証拠であるといってもよい. 麻酔中に生じる循環変動の原因としては, 麻酔薬による心抑制作用, 血管拡張作用, 術前水分摂取制限, 術中出血および体液の分布異常なとがあげられる. これらの影響に患者が術前から有している心血管系の基礎疾患の影響が加わり, さらに麻酔中の循環変動が増強する.

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