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M-Review

臨床医のための乳腺基礎医学

糖尿病と乳癌

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掲載誌
CANCER BOARD of the BREAST Vol.1 No.2 24-28, 2015
著者名
笹野 公伸
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌 / 糖尿病 / 癌
診療科目
一般外科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 腫瘍内科
媒体
CANCER BOARD of the BREAST

「緒言」近年,本邦でも糖尿病,特に生活習慣病としてのⅡ型糖尿病の頻度が増加してきている。患者の罹患率が高くなると当然予想されることではあるが,臨床的にも糖尿病を有する患者が乳癌を発症する症例,あるいは乳癌を治療している患者で糖尿病を発症する症例が飛躍的に多くなってきている。いわゆる前糖尿病段階を含めると多くの乳癌患者で,程度の差はあれ耐糖能異常が認められることは不思議ではない。基礎的な観点からこのように糖尿病と乳癌,あるいは乳腺疾患との関わりを考えていくと以下の3つの点がポイントになる。
1.1つは全身の糖代謝の異常が乳腺の機能あるいは組織に与える影響であり,糖尿病にある程度特異的な乳腺疾患とその機序に関してが挙げられる。
2.もう1つの糖尿病と乳腺疾患との関わりは,Ⅱ型糖尿病は多かれ少なかれインスリン抵抗性を伴っており,血中のインスリンあるいはinsulin-like growth factor(IGF)-2が過剰状態になっていることに関係する。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

CANCER BOARD of the BREAST2015年7月号(Vol.1 No.2)

研究による知見や新しい話題に加え,臨床で実際に直面する課題を取り上げ,診断から治療までを一貫して解説した新しい乳癌の雑誌です。

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