【特集 骨粗鬆症とアンチエイジング】
生活習慣病と骨粗鬆症
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.8 No.5 56-60, 2012
- 著者名
- 山本昌弘 / 杉本 利嗣
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 高血圧 / 代謝・内分泌 / 糖尿病 / 骨・関節 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 整形外科 / リウマチ科 / 産婦人科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「はじめに」骨粗鬆症は骨強度が低下して骨折しやすくなる骨格疾患で, 加齢に伴い増加する代表的疾患である. 近年, 糖尿病や高血圧症などの生活習慣病患者では骨折リスクが高いことが明らかとなり, 生活習慣病の予防・治療は骨組織の老化対策にも重要であるといえる. 本稿では, 骨粗鬆症と関連する生活習慣病について現在の知見を概説する. 「糖尿病と骨折リスク」糖尿病の病型はインスリン分泌低下を主体とする1型糖尿病(type 1 diabetes mellitus:TIDM)と, インスリン抵抗性を背景とする2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus:T2DM)に大別されるが, メタ解析により, 糖尿病の病型にかかわらず大腿骨近位部骨折リスクが高いことが明らかとなった(図1)1). 閉経後骨粗鬆症と異なり, Dual-energy X-ray absorptiometry(DXA)法で計測して得た大腿骨頸部の骨密度(bone mineral density:BMD)から推定される以上に大腿骨近位部骨折リスクが高く, またどの部位の骨密度を測定しても対照群より有意に高値であり(図2)2), 骨密度で椎体骨折リスクが予測できないことが特徴である(表1)2).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
