長い時空を旅する血液
第10回 あとひとつの血管:“けもの道”,リンパ管の高貴な機能
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.15 No.2 105-109, 2014
- 著者名
- 丸山 征郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 脳神経外科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- 血管医学
脳は種々の"privilege (特権)"を持って, 多臓器の頂点に位置し, 生体をコントロールしている. この特権が侵された時に, われわれは統合性が保てられなくなり, 病気に陥る. アルツハイマー病などが代表である. 今回はこの脳のprivilegeについて, 新しい知見を紹介したい. [ミネルバの梟は黄昏時に飛び立つ] ミネルバ(Minerva)はローマ神話の中の女神で, 詩や智慧, 商業・工業などの, そして医学の神でもある. そのため世界中の街角に像が立ち(図1), その名前が付された学校や研究所も多い. 日本でもミネルバの名を冠した出版社や学校・学内施設が散見される. ギリシャやローマの神話に登場してくる神々は, 神話の王の中の王, ゼウスを代表としてきわめて人間くさい一面をも有しているのが特徴である. すなわち嫉妬深い, 女好き, 浮気・不義を働くなどなどである. まったく昨今の日本の一部のタレントも顔負けである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
