【特集 単球・マクロファージの多様性と病態】
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.15 No.2 7-8, 2014
- 著者名
- 真鍋 一郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / アレルギー・免疫
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- 血管医学
ここ最近, マクロファージの多様性に関する研究が急速に進むとともに, マクロファージの捉え方も大きく変わってきている. 生活習慣病や癌に共通した基盤病態として慢性炎症が注目されているが, この慢性炎症でマクロファージは主要な役割を担う. 一方, マクロファージは発生分化や組織の恒常性維持にも重要である. さらに, 組織に常在するマクロファージの少なくとも一部は, 骨髄の造血幹細胞由来ではなく, 胎児期に卵黄嚢あるいは胎児肝臓由来の細胞が各組織に入り, その組織の中で自己複製して維持されていることが最近明らかとなった. その由来の違いからも推測できるように, これら組織常在マクロファージは, 骨髄由来の炎症性マクロファージとは大きく機能が異なる. 骨髄由来マクロファージも, たとえば慢性炎症の進行過程の中で, 時空間的にその機能を大きく変動させる. 現在, その機能の変幻自在さと病態との関係について, 次々と新しい報告がなされている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
