【特集 単球・マクロファージの多様性と病態】
癌病巣におけるマクロファージの多様性と役割
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.15 No.2 45-51, 2014
- 著者名
- 菰原義弘 / 竹屋元裕
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 呼吸器 / 消化器 / 血液 / 神経疾患 / 骨・関節 / 泌尿器 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 呼吸器内科 / 脳神経外科 / 整形外科 / 産婦人科 / 消化器内科 / 形成外科 / 皮膚科 / 泌尿器科 / 血液内科 / 耳鼻咽喉科 / 腫瘍内科 / 放射線科 / 消化器外科
- 媒体
- 血管医学
[Summary] 腫瘤を形成する癌/悪性腫瘍の内部には腫瘍細胞以外の正常細胞が多数浸潤している. 腫瘍の種類によっては, 腫瘍細胞ではなく間質細胞が腫瘤を構成する主体となることもある. 腫瘍の内部に浸潤したマクロファージは腫瘍関連マクロファージ(tumor-associated macrophage: TAM)と呼ばれており, TAMはさまざまなサイトカインを産生することで, いわゆる「悪玉マクロファージ」として腫瘍の進展に寄与している. 本稿では, 腫瘍におけるTAMの役割について具体的に述べていきたい. また, TAMを標的とした新しい癌治療法の開発についても紹介したい. [はじめに] マクロファージは, ほぼすべての臓器に存在する免疫細胞であり, 通常は病原菌や死細胞の貪食・処理を行うことで生体防御や組織修復の一端を担っている. また, マクロファージは貪食だけでなくさまざまな病態に関わることも明らかとなっており, 心血管系の疾患では粥状動脈硬化の発症・進展や心筋梗塞後の組織修復に重要な役割を演じているのは周知のとおりである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
