バイオマーカーと心血管疾患の評価
Fatty acidと心血管疾患
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- 掲載誌
- 血管医学 Vol.15 No.2 73-81, 2014
- 著者名
- 松尾禎之 / 浅原(佐藤)哲子 / 小川 佳宏
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 代謝・内分泌 / 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 消化器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- 血管医学
余剰な脂肪酸は, 各種臓器への脂肪蓄積をもたらし, 肥満を助長するだけでなく, インスリン抵抗性や組織炎症などの脂肪毒性をももたらし, メタボリックシンドロームの病態悪化につながる. 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸摂取が心血管疾患発症リスクを上昇させるのに対し, エイコサペンタエン酸(EPA)などのn-3系多価不飽和脂肪酸は, 抗動脈効果作用・炎症抑制作用を発揮し, 病態の改善をもたらす. さらに, 心血管疾患の発症リスクと血中EPA/アラキドン酸比との関連が明らかとなり, 心血管イベントを予測するバイオマーカーとして注目されている. 近年は生体内の脂質代謝の網羅的解析(リピドミクス)が可能となり, 今後は, 摂取脂肪量のみならず, 脂肪の質, つまり飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の比やn-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸の比, 血中の脂肪酸プロファイルなどに着目した診断・治療法の確立が求められる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
