【特集 再生医療技術の新展開】
Ⅰ.現在実現化に最も近い,外科領域における再生医療研究 iPS細胞を用いた脊髄再生医療
Regenerative medicine for spinal cord injury using iPS cells
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.21 No.1 37-41, 2014
- 著者名
- 中村雅也 / 岡野 栄之 / 戸山芳昭
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患 / 骨・関節 / 再生医療
- 診療科目
- 脳神経外科 / 整形外科
- 媒体
- Surgery Frontier
「Summary」 損傷脊髄に対するマウス, さらにヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞(iPS-NS/PC)移植を行い, その有効性と安全性を検討した. iPS細胞は移植前に十分な安全性の検証を行えば, 脊髄損傷に対する細胞移植療法の有力な細胞供給源となる. 現在, (1)移植前の安全なiPS細胞クローンの選別法 (2)最終産物であるiPS-NS/PCの安全性基準の確立 (3)GMP準拠したiPS-NS/PCの製造を行っている. これらの研究成果を結集して, 2017年には脊髄損傷に対するiPS-NS/PC移植の臨床研究を開始する予定である. 「はじめに」 わが国では年間約5千人以上の新規脊髄損傷患者が発生しており, 慢性期脊髄損傷患者は延べ20万人以上に達している. 集学的医療の進歩により脊髄損傷患者の平均余命は飛躍的に向上したが, 損傷脊髄そのものを治療する方法はいまだ確立されていないため, 運動・感覚・排泄などの機能障害が長期間にわたり患者を苦しめている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
