【特集 再生医療技術の新展開】
Ⅱ.再生医療実現化に向けた問題点と今後の展望 安全性の問題と展望
Steps toward safe regenerative medicine; current status and future prospects
掲載誌
Surgery Frontier
Vol.21 No.1 61-65,
2014
著者名
堀桂子
/
岡野 栄之
記事体裁
抄録
疾患領域
再生医療
診療科目
心臓血管外科
/
脳神経外科
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整形外科
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形成外科
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皮膚科
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眼科
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血液内科
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耳鼻咽喉科
/
消化器外科
媒体
Surgery Frontier
「Summary」 再生医療とは, 損傷を受けた生体機能を, 幹細胞などを用いて再建する医療のことである. 近年開発された多能性幹細胞を用いることにより, これまで作製困難であったさまざまな細胞も分化・樹立できるようになり, 従来法では治療困難な疾患・障害への応用が期待されている. 特に, 本邦では国を挙げて再生医療の実現化が進められている. とはいえ, 再生医療には腫瘍化をはじめとする, これまでの治療にはなかったような危険性も存在する. 再生医療の実現化にあたり, 今後は安全性を確保するための十分な対策を整えていく必要がある. 具体的には, 治療適応に関する慎重な検討, 移植細胞の樹立法・選別法に関する詳細な検討, 動物モデルなどを利用した治療効果と安全性の検討, さらには移植細胞を長期にモニターする方法や, 有害事象が生じた場合の対策などが重要である. 「はじめに」 再生医療は, 新しい治療である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

