糖尿病の血圧管理
(各論)糖尿病性腎症の寛解を目指した降圧治療
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.20 No.6 691-695, 2009
- 著者名
- 羽田勝計
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 高血圧 / 糖尿病 / 腎臓
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」糖尿病性腎症は, 1998年から, わが国の透析療法導入原疾患の第1位となり, 2007年には全透析療法導入者数の中で43.4%を占めるに至っている. 一方で, 腎症の管理・治療法は進歩しており, 最近では腎症のremission(寛解)が生じえることも報告されている. そして, 腎症のremissionを目指すには, 厳格な血糖コントロールとともに厳格な血圧管理が重要であることが示されている. そこで本稿では, 特に血圧管理に焦点を当て, 腎症のremissionを目指した治療戦略を考えてみたい. 「I. 糖尿病性腎症とCKD:「微量アルブミン尿」とGFR」糖尿病性腎症の病期は, 現在表1のように分類され1), この病期分類が広く用いられている. 一方で, CKD(chronic kidney disease:慢性腎臓病)の概念が提唱され, 血清クレアチニン値・年齢・性から算出されるeGFRにより, CKDのステージが分類されている(表2)2). 腎症病期分類で, 糸球体濾過量(glomerular filtration rate:GFR)が60mL/分未満となるのは, 第3期B(顕性腎症後期)になってからと記載されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
